「債券」は、国や地方自治体、企業が不特定多数の人から巨額な資金を借りる時に発行される借用証明書のこと。

代表的な投資商品の一つ「債権」についてよく知ろう


「債券」は、国や地方自治体、企業が不特定多数の人から巨額な資金を借りる時に発行される借用証明書のこと。この借用証は発行体によって、国は「国債」、地方自治体が「地方債(公債)」となり、両者を「社債(公社債)」ともいいます。また、企業が発行する場合は「社債」といい、これらをまとめて債券自体を「公社債」と呼ぶこともあります。
「債券」の中でも中心的な存在であるのが「国債」です。国は国民や企業から集めた税金を使い、教育、警察、消防など公共のサービスを提供し、道路や下水道といった整備などを行っています。しかし、国の税収でこうした支出をまかないきれなくなると、「国債」を発行して、借金をする形で資金調達を行うのです。
「国債」は国の財政に大きくかかわり、国内の金利体系の中でも「長期金利」として重要な役割を担っています。ちなみにこの「長期金利」の指標は、一般的に10年満期の「国債」の中で直近で入札された利回りを指しているもの。債券市場では「株」と違って、「利回り(きんり)」を基準に売買されています。「債券」の価格が上がると「利回り」は下がり、価格が下がれば「利回り」は上がる関係にあるのです。要は「長期金利」が低い状態にある場合は、「国債」などの債権の価格が高いということになります。
現在、「国債」の発行額は年間で100兆円を超える規模。国内総生産(GDP)に対する「国債」の発行残高の割合は2010年で約198%とジンバブエの234%に次ぐ世界第2位。先進国の中でも突出しています。市場変動の激しさや欧州危機など国際金融市場の波及、「国債」を買い入れる企業の余剰資金縮小などを理由に不安の声もちらほら。しかし、今のところ安全性に問題はなく順調に消化されている「国債」です。いまだに買い手が多くいるのは、それだけプロの資金運用者である機関投資家から認識されている証でもあるのです。

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